メガネをイメージしたスマホスタンド
2011年09月20日16:43

nendo 相変わらず凄い。
眼鏡型のスタンド。という、ちょっとよく分からないビジュアル。物理的機能とか意味とかないけど、確かになんか支えるにはいい感じだと思えるような・・・。
レンズのとこが吸盤になっていて、固定させて使うらしい。
「気軽にちょっと置いておく」というような使い方には向かないけど、「ちょっと触ったら倒れて液晶に傷がついた」という事件は減りそうですね。
しかも本物のメガネ同様に折りたたむことができて、持ち運びに便利なんだとか。
なんかイマイチ使い方のイメージ湧かないけど、でもなんだか楽しげな雰囲気はしますね!
■[News] デザインオフィス“nendo”とのコラボ第7弾!“メガネ”をイメージしたデザインを持つスマートフォン/タブレットPC用スタンドを発売
http://www.elecom.co.jp/news/201109/p-ds001/
■特集:「nendo×ELECOM」コラボレーションによるユニークなデザインのデジタル周辺機器
http://www.elecom.co.jp/pickup/nendo/index.html
ふやき御汁・宝の麩
2011年03月22日00:10
胃の半分を摘出した叔父が術後も順調で、快気祝いをいただきました。
■金沢 加賀麩不室屋 ふやき御汁・宝の麩
http://www.fumuroya.co.jp/product/takaranofu/index.php
一見、最中というか和菓子のような見た目ですが、お吸い物です。
メーカーの公式サイトの「お召し上がり方」などを見ると、食べ方が分かるのですが、表面に指で穴を開けてお湯を注ぐと、中に入った出汁や、花の形に切り取られた具が ぽぽぽぽ~ん♪ と出てくるというありがとうさぎです。AC広告機構(意味不明)。
詰め合わせをいただいたので、唯一「お味噌汁」と書かれたのを選択。
なんかこれだけ分厚いのは、底に味噌の入った袋が添付されてるからみたいです。
お椀の中に、ブツを投入!
味噌を入れ忘れた・・・。
そして箸の先でグリグリと穴を開けた。
お湯を注ぐ。
・・・。
・・・・・・。
なんかは具が中で花開いてるのがチラ見してるけど!
ここで気付いたが、穴が小さくて、中の具が飛び出るまで至らないらしい。
公式サイトの写真を見て確認。
花が飛び出してくるか、ぐるぐるとかき回してみる。
細かいネギだけ出てきた。
そしてなんだかふやけてきた気がする、麩だけにね!
無理矢理穴を拡張して、中身を出してみた。完成。
っていうか、具がすごい入ってたんだけど!
めっちゃ入ってるんだけど!
加賀みそも素朴な味で、かなり美味しくいただきました。
っていうか、これ携帯も便利で、海外への旅行に持っていったら重宝する気がする・・・。
そして見た目も良く、具の花びらが出てくる様子も楽しくて、贈り物にも最適だね!
公式のECサイトから注文できる他、遠鉄の地下でも買えるよ!
こんな未来が来てほしかった
2011年03月12日01:17

こんなデザインの未来が来るというのなら、僕はもっと生きたいって思う──。
■80年代「トロン」のコンセプトデザイン | DDN JAPAN / (DIGITAL DJ Network)
http://japan.digitaldj-network.com/archives/51860584.html
■.log : トロンとコンセプトデザイナー
http://telll.exblog.jp/15198876/
その昔、トロンという映画があってだな。
作品を初めて観たときの衝撃は半端なかったなー。
グリッドで構成された世界とか、暗い画面に青白く仄光る有機ELワイヤーのトロンスーツ、未来のバイクの形を実現した流線型の「ライト・サイクル」。
天才シド・ミードが描くコンセプトデザインに、かなりのめりこんだっけ(その後継者と言われるのはダニエル・サイモン)。あと、当時珍しかった家庭用液晶ゲームみたいなの買った! 内容覚えてないけど。
ちなみにシド・ミードは、ガンダムのデザインもしてるよ!(ターンエーガンダム)
■シド・ミード - Wikipedia
■ダニエル・サイモン(英・翻訳)
■トロン (映画) - Wikipedia
16年間
2011年02月28日04:27
週末に父親から電話あって、飼っている犬が死んだ、と。
急いで家に戻って触ってみると、まだ温かい。
近くに寄るといつも上体を起こすのだけど、その時は動かなかったので気づいたらしい。
犬って死ぬ刹那に「ワン」って吠えるって本当みたいですね。
ありがとう、みたいな言葉なのかもしれないけど。
老衰はじまってからは、ほとんど吠えなかったらしいのですが、突然鳴いたので両親も空耳かと思ったとのことでした。
家にきて16年。
すごい長生きしたほうだと思う。
最後の方は歩けなくなって、1ヶ月前から寝たきりになってたのでそろそろかと思ってたけど。
毎朝、やつれてく顔をのぞきこむたびに辛かった。
おばあちゃん死んだ時、こんな気持ちだったっけ?
小さい時、スピッツを飼ってた。
そのスピッツが死んだ時、父親は「もう犬は飼わない」と言った。
そんなことを忘れはじめた20年後、たまたま寄ってしまったペットショップで、頑だった父親が一目惚れしてしまって。奇しくも同じ小さくて白いスピッツだった。
鎖もつけず、家の中で自由に動き回れるようにした。犬専用のエアコンまで付いた。
僕は小学生の時から部活と補修で夜遅く帰る生活で、まともに両親と会話したことなかった。
進路さえも全部自分で決めて、相談したこともなければ成績表すら親に見せたことない。
でも僕の部屋にいる子犬の顔を家族がのぞきに何回かきたり、昼間の様子を話すようになったりして、家族の会話は増えた。
父親がそんな優しい人だと知らなかったし、母親がしつけに厳しい人だと知らなかった。
いろいろ知らなさすぎた。
死というのがすごく遠い存在のようで、実は生のすぐ隣り合わせにあることとか。
日曜の朝、火葬場に連れていってお別れした。
グラム数で値段が決まってるらしくて、千円もしなかった。
受付で書類に記入して、焼却炉の前で棺代わりに入れた箱を渡して終わり。10分もかからない。
お墓はあるの、と聞いたら1日に80体もくるから、とくにそういうの無いし灰も遺骨もない、とのこと。
みんな次の新しいペットに代役を求めるから、過去は過去なんだろか。
一緒いた父親が「最初の犬の時はお墓なかったけど、今回は欲しいのか(2匹にランク付けをするのか)」ということを聞いてきたので、僕は黙った。
帰り道で父親が「思い出そうとしてるけど、思い出が何もない」とだけ言った。
毎日、16年間、散歩して世話して、一緒に寝て。それだけを繰り返して。
もう16年間経ってた。
その間、僕は家にも帰らないで仕事してた。
もう夜中に帰って真っ暗闇の中で、白い絨毯と一体化した尻尾を踏まないように気をつける必要が無い。
油断するとフローリングにたまる毛玉をモップで掃除する必要も無い。
虚しさと後悔みたいなのに自分が支配されてるのは、自分が不完全だからなんだと思う。
もっとちゃんとしてたら、ちゃんとできてるから後悔とかなかったはず。
今、自分の中で新しいことをしようしているから、人を紹介してもらおうと友人との待ち合わせ場所に行ったら
「ひどい顔」
と言われた。
自分自身は見えない。
自分で自分のことがどんどん分からなくなる。
急いで家に戻って触ってみると、まだ温かい。
近くに寄るといつも上体を起こすのだけど、その時は動かなかったので気づいたらしい。
犬って死ぬ刹那に「ワン」って吠えるって本当みたいですね。
ありがとう、みたいな言葉なのかもしれないけど。
老衰はじまってからは、ほとんど吠えなかったらしいのですが、突然鳴いたので両親も空耳かと思ったとのことでした。
家にきて16年。
すごい長生きしたほうだと思う。
最後の方は歩けなくなって、1ヶ月前から寝たきりになってたのでそろそろかと思ってたけど。
毎朝、やつれてく顔をのぞきこむたびに辛かった。
おばあちゃん死んだ時、こんな気持ちだったっけ?
小さい時、スピッツを飼ってた。
そのスピッツが死んだ時、父親は「もう犬は飼わない」と言った。
そんなことを忘れはじめた20年後、たまたま寄ってしまったペットショップで、頑だった父親が一目惚れしてしまって。奇しくも同じ小さくて白いスピッツだった。
鎖もつけず、家の中で自由に動き回れるようにした。犬専用のエアコンまで付いた。
僕は小学生の時から部活と補修で夜遅く帰る生活で、まともに両親と会話したことなかった。
進路さえも全部自分で決めて、相談したこともなければ成績表すら親に見せたことない。
でも僕の部屋にいる子犬の顔を家族がのぞきに何回かきたり、昼間の様子を話すようになったりして、家族の会話は増えた。
父親がそんな優しい人だと知らなかったし、母親がしつけに厳しい人だと知らなかった。
いろいろ知らなさすぎた。
死というのがすごく遠い存在のようで、実は生のすぐ隣り合わせにあることとか。
日曜の朝、火葬場に連れていってお別れした。
グラム数で値段が決まってるらしくて、千円もしなかった。
受付で書類に記入して、焼却炉の前で棺代わりに入れた箱を渡して終わり。10分もかからない。
お墓はあるの、と聞いたら1日に80体もくるから、とくにそういうの無いし灰も遺骨もない、とのこと。
みんな次の新しいペットに代役を求めるから、過去は過去なんだろか。
一緒いた父親が「最初の犬の時はお墓なかったけど、今回は欲しいのか(2匹にランク付けをするのか)」ということを聞いてきたので、僕は黙った。
帰り道で父親が「思い出そうとしてるけど、思い出が何もない」とだけ言った。
毎日、16年間、散歩して世話して、一緒に寝て。それだけを繰り返して。
もう16年間経ってた。
その間、僕は家にも帰らないで仕事してた。
もう夜中に帰って真っ暗闇の中で、白い絨毯と一体化した尻尾を踏まないように気をつける必要が無い。
油断するとフローリングにたまる毛玉をモップで掃除する必要も無い。
虚しさと後悔みたいなのに自分が支配されてるのは、自分が不完全だからなんだと思う。
もっとちゃんとしてたら、ちゃんとできてるから後悔とかなかったはず。
今、自分の中で新しいことをしようしているから、人を紹介してもらおうと友人との待ち合わせ場所に行ったら
「ひどい顔」
と言われた。
自分自身は見えない。
自分で自分のことがどんどん分からなくなる。
要らないPCメール、終わらないメッセージ
2011年02月17日00:17

Facebook の CEO、 Mark Zuckerberg は、言った。
“高校生たちはメールを使わない。SMSを大量に使っている。お互いにメッセージを送り合いするためには、SMSやIMのような軽いものがよいようだ。”
Eメールは衰退する。
これからは、Facebook や Twitter のようなソーシャルなメッセージングプラットホームとモバイルによるコミュニケーションが、オンライン時間を支配する。
■ティーンはもうメールを使わない–メッセージングに賭けたFacebookは正しかったかも
海外では Facebook といえるけど、日本では携帯メールがこれに当てはまる。
携帯メールさえあれば、Eメールは必要ない。
非常に分かりやすく、周囲を見回しても納得できる未来な気がする。
でも、この理屈に何かがごっそり抜けてる気がしてた。
なんだろう?
理由はなんとなくは分かってるんだけど。
■東京ガス : CM / 「家族の絆・お弁当メール」篇(90秒)
うん、これだ。
道具(ツール)は道具(ツール)でしかなくて。
伝える、ということは、こんなにも多種多様で日常的で創造的。
そして世界はメッセージに満ちている。
「時間」というオンリーワンのものを世界で共有
2011年01月06日00:40

地球時計「wm-1」(地球時計でアースデイ)を企画したWEB上の実験プロジェクトチーム「センソリウム」。
この時計は、実際の地球の形をしていて、リアルな太陽の位置から時間を体験できるという感覚的なものでしたが、センソリウムが手掛けた時間表現はまだあります。
「While you were」と名付けられた作品がそれで、オーストラリアの展覧会に出展されていたものです。
この展覧会では「時間」がテーマとされていて、訪れた人は帰る際にレシートを受け取るのですが、そこには入場から退場までの間に地球上・世界で起こったことが印字されているというものです。
カウンターに仕掛けがあって、入場から退場まで、滞在時間をカウントされているのです。
以下のサイトで、同じ内容を確認できます。
(ページを開いてからの間に世界で起こったことの数字が表示されます)
■sensorium/ While you were...(公式・日本語)
※長いページなので、下までスクロールしよう
多種多様な世界の中で、時間という単位だけは共有されています。
時差という誤差はあるけども・・・。
そんな世界という巨大な時間的スケールを、自分という小さな単位で実感しえるリアル。
情報デザインとして、面白い仕掛けだと思います。
ニコラス・G・ハイエックセンター
2010年12月24日02:20

東京・銀座にあるスウォッチ・グループ・ジャパンの本社「ニコラス・G・ハイエックセンター」。
ここのデザインがスゴイ。
1階のエントランスフロア「アベニュー・ドゥ・タン(時の道)」には、通り抜ける開放性と、待ち合わせの場所に使える自由性を持った空間。ここには道行く人がすんなりと入りこめる雰囲気があり、ガラス張りのショールームが点々と存在している。気に入った時計がありそうなら、ショールームの中に入って時計を眺める。そして購入意欲がわいたなら、ボタンを押すとショールームが昇降をはじめ、ビルの各階に入っているブティックへの直通エレベーターになるのだ。設計は建築デザイナーの城茂さん。
参考
■特集 スウォッチ・ジャパン「ニコラス・G・ハイエックセンター」 Web Magazine OPENERS - WATCH and JEWELRY FEATURES
■第50回「エレベーターはショーケース 〜ニコラス・G・ハイエック センター」 JAPAN SHOP
下記は建築設計図
■TOTO COM-ET:淵上正幸のアーキテクト訪問記坂茂氏を旅する -作品ギャラリー-ニコラス・G・ハイエック・センター
建築家の城茂さんばかりが注目されているが、戦略プランを提案したのは、デザイナーの原研哉さん。
■原研哉 - Wikipedia
■原研哉主催の広告制作会社「日本デザインセンター」
フロアの中に設置された「フローティングクロック」と呼ばれる映像サイン計画が非常にユニーク。
2階から4階のそれぞれの床に設置されたプロジェクタが、小さな赤い映像を投射している。
床に映るぼんやりとした赤い点と、宙を浮遊する映像を見ても、雰囲気づくりの光線にしか思えない。
しかし、その光の映像に手を重ねたとき、または偶然身体に映ったとき、人はそれがはじめて時計を写していると知る。さらにその時計は、現時刻を刻んでいる。
こういう「現在と、時の流れをふと感じる」というエクスペリエンスのための設計が、なんかすごい。
日本人が iPhone をデザインしたら
2010年12月16日03:21

どうなるだろ?
iPhone などの Apple 製品のデザインを手掛けているのは、言わずもがな ジョナサン・アイブ(Jonathan Paul Ive)。彼はアップルで働くインハウスの工業デザイナーです。
■ジョナサン・アイブ - Wikipedia
ボンダイブルーが衝撃的だった 初代 iMac、半透明素材を一躍ブームにした G3、「かまくら」とニックネームで呼ばれた雪のように白くフレシキブルアームでモニタの位置を立体的に変更できる iMac、そして アップル社そのものを「コンピュータメーカー」から「携帯電話メーカー」へと変貌させてしまった iPhone、iPad。
彼のすごいところは時代の流れを読んで「かわいい」といえるデザインを生み出したところだと思います。「かわいい」は最強。
そういえば、MAC っていま至上最大に売れてるらしいいけど、Windows が化け物すぎて、シェアが 3% が 5% になっただけなんだよな・・・。数字見るとショックだね!
建築デザインを見ても分かるように、西洋風は左右対称、和風は左右非対称が特徴です。
なので日本の工業プロダクツは、左右非対称のデザインが多いのです。
例えば、本体の右側にモニタが付いて、左側にスピーカーが付いたデザインとか。これが欧州のデザインだと、たぶん上部にモニタ、下部にスピーカ、みたいな感じになりそうです。
襖とか畳とかの縦横の比率もそうですが、日本では黄金比と呼ばれる比率が 1:2 になっているので、ここで印象も違ってくると思います。たぶん日本のメーカーなら、正方形に近いデザインを選択するのではなかろうか(適当)。
どちらにしろ、デザイン無視して、すんごい小型化したの出してきただろうな・・・。
きっとボールペンの先とかでボタンを押すようなの。
ちなみに僕が作ったなら・・・
絶対電話機の形で iPnone 作らないぞ。
せめて腕時計あたりにしてる。
インターフェイス的感覚
2010年07月05日09:09

WEBデザインが、他のメディアと大きく違う部分は、「インタラクティブ」というところです。
他のメディアでは・・・と思いましたが、メディアアートという分野では、建築物を利用した空間などがダイナミックで感覚的で、非常に印象に残っています。
建築家であり、メディア・アーティストであるクリスチャン・メラー。
名前からしてドイツ出身のメラーは、電子メディア技術を応用した空間を、情報のインターフェースとして成立させる作品を、数多く手掛けています。
「キネティック・ライト・スカルプチュア(Kinetic Light Sculpture)」は、変化する光の彫刻という意味ですが、フランクフルトの中心街にあるショッピングセンターに設置されたもので、風向きや気温や降水量によって光の形が変化し、環境変化を視覚的に実感できるようなものでした。(参考)
「オーディオ・グローブ(Audio Grove)は、天井からつり下げられた円柱がいくつもあり、その間を人が通り、円柱に触れていくと頭上から音が聞こえてくるというものです。歩きながらなので適当に触れていくことになるのですが、その音が重なり合って、「自分が動く(歩く)ことで他に与える影響」という感覚を体験できるものになっています。
その他、キャノンにあった「Virtual Cage」など、面白くて美しいものがたくさんあります。
自分たちがいま居る空間には、様々な情報があります。
家の中と、家の外。それを遮断しているのか、共有しているのか。
内と外を隔てているものがあるのなら、その両者の間に成立するコミュニケーションは存在するのか。成立するのか。
インターフェイス的な面を考えていくと、デザインは本当に面白いですね。
■クリスチャン・メラー 公式サイト
■Virtual Cage
■キャノン アートラボ(撤退)
■アートヴィレッジ大崎 アートプロジェクト
■アートヴィレッジ大崎セントラルタワー
吉田初三郎 鳥瞰図
2010年06月08日13:05

「もうひとつの日本地図」として杉浦康平さんの「時間軸変形地図」のことを書いたのですが、日本にはまだまだデザイン・発想的に素晴らしい地図を作成した人がいます。
大正から昭和にかけて活躍した吉田初三郎という人物の名所絵図です。
■吉田初三郎 - Wikipedia
■デジタル展覧会「京の鳥瞰図絵師 吉田初三郎」鳥瞰図-京都府ホームページ
鳥瞰図と呼ばれる上空からの俯瞰で描かれた交通や観光名所の地図なのですが、昭和天皇から京阪電車沿線の名所図絵を賞賛され、それで一躍脚光を浴びたとされています。
吉田初三郎の地図は、「きれい」で「わかりやすい」というのも評価されているところなのですが、他の鳥瞰図と大幅に違うところは「思い切ったデフォルメ」というところです。
見えるはずがない海の向こうのアメリカ西海岸が描かれ、メインとなる路線は太い赤の直線で描かれる。
一方で、歴史や文化を感じさせる緻密な描写、美しく描かれる情景。
「正確な地図」では全く無いのですが、その土地が持つ「世界観」を表現し、この土地に旅したい! とワクワクさせてくれるものだと思います。
実際にその土地のお土産として非常に売れたらしいですが。
情報デザインが確立されていない時代のものですが、情報デザインとして何が必要で、何を視覚化するべきなのか、いろいろ勉強させてくれる地図です。
吉田初三郎の鳥瞰図を読む
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堀田 典裕
河出書房新社
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これは廃版になる前に“買い”です
大胆なパノラマ地図を描き続けた吉田初三郎 その鳥瞰図の作成の背景に迫った好著もうひとつの日本地図
2010年05月28日09:09

この奇妙な絵、実は日本地図です。
見慣れた日本地図と全然違うのは、この地図は「距離」という概念ではなく、「時間」の概念で描かれているからです。
つまり、新幹線の駅で結ばれた土地は接近しており、交通の便が悪いところは中心から遠く離れているということになります。
この「時間軸変形地図」は、1970年代にグラフィックデザイナーの杉浦 康平(すぎうら こうへい)さんによって生み出されました。
■杉浦康平 - Wikipedia
初めてこの地図を見た時は、かなりのショックを受けたことを覚えています。
地図って地形や道筋などを形にしたものなのに、まさか別の概念で地図を表現してくるなんて!
発想が凄いというレベルではなく、見たままをそのまま表現するのではなく、ちゃんとしたイメージによるものだということが、衝撃を与えるところだったと思います。
今でも情報デザインの優れた例として挙げられるこの「時間軸変形地図」は、デザイナーの杉浦さんのかっこよさと相まって、今でも僕のリスペクト&お気に入りの一つです。
ビクターマーク、犬と蓄音機の関係
2009年11月04日09:09
古き良き時代からレコードのメーカーとして有名な「日本ビクター」。
そのトレードマークが犬と蓄音機のマークというのは、よく知られています。

(C)Victor Company of Japan
蓄音機のスピーカーの前に佇む犬の醸し出す雰囲気に、何かしらを感じていた人も多いのではないしょうか。
この情景には、少し物哀しい、あるストーリーがあります。
■ビクターマークの由来
レコード販売店グループとして有名な「HMV」も何の略かと思った人も多いと思うのですが、こちらにも繋がりがあります。
■HMV - Wikipedia
企業がトレードマークに動物キャラクターを使う先駆者となったデザインですが、この「ニッパー」という名の犬をこえるキャラクターの雰囲気は、なかなかお目にかかれません。
「一休.com」運営の「株式会社 一休」も、同じ飼い犬をモチーフにしたデザインですが、こちらはシンボル化されていますね。
シンプルで覚えやすいシンボルマークを使う企業の多い中、ビクターのように思い入れのあるマークを使う企業も良いものですね。
小さくすると絵が潰れて何だか分からなくなってますけど。
そのトレードマークが犬と蓄音機のマークというのは、よく知られています。

(C)Victor Company of Japan
蓄音機のスピーカーの前に佇む犬の醸し出す雰囲気に、何かしらを感じていた人も多いのではないしょうか。
この情景には、少し物哀しい、あるストーリーがあります。
■ビクターマークの由来
レコード販売店グループとして有名な「HMV」も何の略かと思った人も多いと思うのですが、こちらにも繋がりがあります。
■HMV - Wikipedia
企業がトレードマークに動物キャラクターを使う先駆者となったデザインですが、この「ニッパー」という名の犬をこえるキャラクターの雰囲気は、なかなかお目にかかれません。
「一休.com」運営の「株式会社 一休」も、同じ飼い犬をモチーフにしたデザインですが、こちらはシンボル化されていますね。
シンプルで覚えやすいシンボルマークを使う企業の多い中、ビクターのように思い入れのあるマークを使う企業も良いものですね。
小さくすると絵が潰れて何だか分からなくなってますけど。
黒電話
2009年10月13日00:04
家を出ようとしたら、見慣れない物体が。
黒電話だ!
■黒電話 - Wikipedia
何故にこんなガラクタが・・・。
ガレージ掃除してたら見つけたんで、アンティークっぽいから飾ったらしい。
まぁすぐに飽きて片付けられると思うけど・・・。
でも「電話」といったら、必ず黒電話のイメージだし、
看板やアイコンといった形の意匠もそうだし、
デジタル電話の着信音にも黒電話のものがプリセットされていたり、
このイメージを払拭するのは、かなりの年月を経ても難しいのではなかろうか。
いちじくのコンポート
2009年09月23日00:01
毎年、この季節になると決まっていくお店があります。
懐石料理店の「割烹弁いち」さんなんですけど。
※弁いち様のバナーもよろしくです。
仕事する前(会社に入る前)から通っていたのですが、ここの「いちじくのコンポート」が美味しくて。
でもタイミングがうまく合わないと、違うデザートになってしまうんですよね。
ここ4年間くらい、すっかり行ってなかったのですが、先日ぼーっとしてたら、
「そうだ! いちじくのコンポート食べたい!」
と急に思いつき、その日のうちに予約をとりました。
食欲を原動力とする行動力ってすごい。
ただ電話で先に聞いてみたら「デザートは桃のムースです」みたいなこと言われたので、
まぁいいか、弁いちさんは間違いの無い味だしな、みたいなかんじで行ってきたのですが。

出されたデザートには通常のものプラス、いちじくのコンポートが。
これこれ! これが食べたかった!
電話では無いって言っていたので「あれ?」と思って女中さんに聞いたら、「お好きだということなので、急遽、板前が作りました」とのことでした。
お客様の要望に応えられる、
こういう職人さんになりたい。
4年ぶりに食べた「いちじくのコンポート」は、変わらずに美味しかったです。
■料理の写真とレポはこちら
懐石料理店の「割烹弁いち」さんなんですけど。
※弁いち様のバナーもよろしくです。
仕事する前(会社に入る前)から通っていたのですが、ここの「いちじくのコンポート」が美味しくて。
でもタイミングがうまく合わないと、違うデザートになってしまうんですよね。
ここ4年間くらい、すっかり行ってなかったのですが、先日ぼーっとしてたら、
「そうだ! いちじくのコンポート食べたい!」
と急に思いつき、その日のうちに予約をとりました。
食欲を原動力とする行動力ってすごい。
ただ電話で先に聞いてみたら「デザートは桃のムースです」みたいなこと言われたので、
まぁいいか、弁いちさんは間違いの無い味だしな、みたいなかんじで行ってきたのですが。
出されたデザートには通常のものプラス、いちじくのコンポートが。
これこれ! これが食べたかった!
電話では無いって言っていたので「あれ?」と思って女中さんに聞いたら、「お好きだということなので、急遽、板前が作りました」とのことでした。
お客様の要望に応えられる、
こういう職人さんになりたい。
4年ぶりに食べた「いちじくのコンポート」は、変わらずに美味しかったです。
■料理の写真とレポはこちら
オススメのスクリプト体
2009年08月14日09:09

日本にはあまり馴染みがありませんが、ウェディング関連や欧州料理店関連ではよく見かけるフォントといえば、スクリプト体です。
スクリプト体とは、日本的に言うと筆記体。
オススメのスクリプト体は? 何を選べばいい? という質問には、僕が導き出す答えは「Sherry」と「Zapfino」。
Sherry(シェリー) の面白いところは、Andante、Allegro、Volante という「ファミリー」が存在し、それぞれ音楽のように緩急をつけて使用することで、まさに「テンポの良い」字面を表現できるのです。会話の中で、手紙の中で一番書きたい部分を力強く表現したいと思うのですが、それができてしまうという、なんともオサレなデジタルフォントです。
このコンセプトだけでも、ご飯3杯くらい食べられます。
Zapfino(ツァップフィーノ) の方は非常に有名で、世界的カリグラファーのヘルマン・ツァップ氏がデザインしたものです。ちなみに開発には日本人の文字デザイナー小林章さん(フルティガーにも関わったすごい人)も関わっています。
こちらはオルタネートと呼ばれる「同じフォントなんだけどバリエーションが違う」書体を多く持っていて、組み合わせることで本当に手描きしたかのような変化のある文字組ができます。
Zapfino の誕生に関しては、小林章さん自身が多くの書籍で語るとおり、ツァップ氏の80歳の誕生日パーティーのためにCDで本人に手渡されたものです。ライノタイプ・アリブラリ社の社長曰く「短時間で最も売れたフォント」ということで、その人気が伺えますね。
ちなみに Zapfino は、MacOS X に 標準装備され、無料で使えるけどすごい精度のフォントとして親しまれています。
■Hermann Zapf 公式サイト
僕は中学の時に筆記体の授業を受けていないので(宿題やってこないやつは授業に出なくていい、と言われたので仕方なく出ませんでした)、筆記体についてはものすごい危ういのですが、カリグラフィはタイポグラフィと違って非常に高度な技術だと思います。
独特のリズムってやつ? サッカーで例えるとブラジル人っぽいフェイントというか。
なかなか後天的に習得できるものではないと思うのですよ。
夢、売ります
2009年07月09日13:10

クリエイティブ関連に従事する職種にとって気になるのが、法律に関わることです。
著作権は言うまでもあらず。
使用する画像・テキストでも、意外に気を遣います。
医薬品のCMで、CGで描かれたバイ菌が薬によって倒されていくイメージ映像や、母親が子供を心配するイメージ映像など、お決まりのパターンを何度も見たことがあると思います。
でも気付かないかもしれませんが、CMの中では、「この薬によって治ります」とは一言も言っていないのです。
全て、バイ菌が駆逐されるCGや親子のイメージでしかありません。
これは薬事法などによって、「治る」という表現が広告で使ってはいけないとして禁止されているからです。
そのぶん、この業界(医薬品)にはCMの工夫がすごくあり、そういった視点から見ると結構面白いです。
ドリンクを飲むと身体が7色に光り輝いたり、体内で善玉菌vs悪玉菌の戦争が起こっていたり・・・。
そんなマンガ的な大袈裟なイメージ表現とかね。
メーカーにとっては、消費者にとってのメリットを最大限にアピールしなければならないわけで、直接的な表現が使えないぶん、消費者側にプラスの心理になるようにし向けなければならず、見せ方を工夫して夢を持たせるような表現が必要になります。
僕は、商品・サービスは「その商品によって得られる体験」を売っているものなので、それに付随する夢を売る仕事でもあると考えます。
建物と建物の間にある建築デザイン
2009年04月15日09:09

チッタ が楽しいです。
■ラ チッタデッラ【川崎】
http://lacittadella.co.jp/
アメリカの建築デザイナー、ジョン・ジャーディがデザインしたこの街は、「街の中の街」をコンセプトとしています。コンセプト通り、イタリアのヒルタウン(丘陵に造られた町)をモチーフに、レンガ造りの路面や壁、階段とスロープを利用した立体構造、噴水や広場といった景観とコミュニケーション機能もあり、とてもいい雰囲気になっています。
坂が多い代わりに、道のところどころにベンチなど休息場所が用意され、食べ歩きも楽しいのでデートにもオススメ!
ジャーディーの建築は、建物そのものではなくその周囲の空間を大事にしているようで、彼の作品は広間や道、ベンチなど人々が行き交いたたずむ場所を用意することで、人間を含めた暮らしや体感といった部分を表現していると感じます。
すなわり、ジャーディーの作品は、体感した自分を含めたすべてひっくるめてひとつの作品。
建築という概念を考えさせられ、また時間の流れや住むこと・生きていることが楽しいと感じるデザインも、そうそうないと思う。
■参考記事:行った感想とか
■詳細ラ チッタデッラ 11月23日オープン / tansei.net
■参考:期待感と存在感を具現した六本木ヒルズのデザイン
■参考:六本木ヒルズオープン
A-Volve |クリスタ・ソムラー&ロラン・ミニョノー
2009年03月25日09:09

──「アート」と「デザイン」は違うんだよ。
好き勝手なものを作る新人デザイナーが、必ず先輩から言われる一言。
自分の作りたいものを作ってしまっては駄目。
お客様の作りたいものを作ってあげることが、夢を叶えてあげるのが僕らのお仕事だから。
でもやっぱり「アート」という、夢を見るかのような感性を表現した一連のものは、僕らの心を捉えて離しません。
1994年に発表された、クリスタ・ソムラー(Christa Sommerer)&ロラン・ミニョノー(Laurent Mignonneau)の「A-Volve」。
■A-Volve (ICC ONLINE) ※写真があります
タッチスクリーンに形を描くと、それが仮想生物となって創造されます。
自分が創った仮想生物は、立体的な3次元CGとなって、テーブルのような大きな水槽に投影されます。
これだけだと鑑賞する楽しみがあるだけなのですが、A-Volve はここからが違います。
観客たちは、水槽に手を突っ込んで自らが創り出した仮想生物や他人の創った生物に触れ、コミュニケーションをとることができるのです。仮想生物のCGは、観客の手の動きに合わせて敏感に反応し、リアクションします。
コミュニケーションをとることで、すくすくと育った仮想生物は、それぞれの「人生」を体験し、成長していき、やがて進化と淘汰の生存競争を繰り広げます。
そうです、A-Volve は単純なインターフェイスの技術ではなく、水槽の中に人工生命環境を表現するというものなのです。
クリスタ・ソムラーは日本の大学で研究していたこともあり、ランダム生成した論文を学会に発表したとも噂される奇抜な発想の人です。
「生命システムとしてのアート(Art as Living System)」、素晴らしいアートです。
イデア、僕が浮かぶ海
2009年03月21日00:34

哲学者プラトンが提唱した世界観に「イデア論」というものがあります。
■イデア論 - Wikipedia
イデアとは最高度に抽象的な完全不滅の実であり、感覚的事物はその影であるとする。イデアが存在しているのがイデア界(本質界)で、その陰が投影されているのがわれわれ人間の住む現実界となる。
例えば、現実の世界に、円形をした物はたくさん存在するが、いずれも完全な円ではないし円そのものでもない。しかし、これらの円の背後には永遠不変で、完璧、かつ抽象的な円のひな型であるイデアがあるとする。また、人間が花を見て美しいと感じるのは「美」というイデアが実在しており、個別の花に「美」のイデアが分有されているからである。ソクラテスとアリストテレスは違う存在であるが、共に「人間」のイデアを分有している。
すごく古い概念なのでいろんな矛盾点も抱えているのですが、僕はこの考え方は好きです。
どこかで人と繋がっている、どこかで想いが共有されているというのは素敵なことだと思います。
デザインをする上でも、イデア論を前提とするというか、教訓をするというか、とにかく気をつけることはあります。
「高級感を出してくれ」と頼まれて作ったサイトデザインがあったとき、
このサイトのこの商品を見た人はどう思うのだろう。
安っぽいと思うのか、高級感を感じてくれるのか。
「高級感」という感じ方を、見てくれた人が感じてくれなければ、ミッションは失敗したことになります。
僕らは表面的なモノを作るよりも、「高級」というイデアを構築するなり似通ったものを作っていくことで、万人に共通するイメージでのデザインを作ることができるのです。
配色なりレイアウトなりの手法やテクニックも必要なことなのですが、
僕はこういう目に見えない「イメージ」を創る方を大切にしたいと考えています。
ウルトラサイダー、シュワッチと弾ける炭酸飲料
2009年03月09日00:00

ダイドーから発売された「復刻堂 ウルトラサイダー」。
■Dydo ニュースリリース
●初代の「ウルトラマン」から「ウルトラマンメビウス」まで、昭和から平成へと世代を超えて愛され続ける「ウルトラ」シリーズとのコラボレーション飲料です。
●シュワッチ!とはじけるのど越しで、誰もがおいしく楽しむことができる昔懐かしいラムネの風味を再現した透明炭酸飲料です。
●表面デザインは、ウルトラマン、ゾフィー、ウルトラマンセブン、帰ってきたウルトラマン、ウルトラマンティガ、ウルトラマンメビウスの6タイプ。裏面にはウルトラ怪獣百科を掲載しています。
●希望小売価格を¥100に設定。お手頃価格でご購入できます。
まずパッケージがステキです。
復刻するのが「サイダー」と「ウルトラマン」という昔なつかしいモノ。
しかも、宣伝文句に「シュワッと」ではなく「シュワッチ と」という風に書かれ、見事なコラボレーションぶり。
コラボとは、かくありたい。
これは売れる。












