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yasukawa
浜松在住WEBデザイナーが仕事のことについて頑張って書いてみる。
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静岡県浜松市中区富塚町1933-1 佐鳴湖パークタウンサウス 2F
電話:(053)478-7111


世界の意味は

2012年01月16日17:27



情報デザインという捉え方で、最も顕著にその考え方が具現されるのは「地図」ではないかと思う。
通常は「位置」「距離」といった概念でしか表現されないそれは、人の考え方次第でいろんなものに姿を変える。

過去に紹介した、面白い「地図」────────。

↓距離ではなく「移動時間」という観点から描かれた地図
■もうひとつの日本地図
http://yasukawa.hamazo.tv/e2446827.html

↓その土地全体・いわば「世界」を把握させることのできる地図
■吉田初三郎 鳥瞰図
http://yasukawa.hamazo.tv/e2466238.html

↓時間や距離ではなく「乗降」という概念での地図
■ロンドン地下鉄路線図
http://yasukawa.hamazo.tv/e3214778.html


いろんな地図を見るたびに、いろんなことを考えさせられる。
僕らは溢れかえるような情報の中に生まれていて、住んでいて、そして何事もないかのように分かりにくい人生を歩む。分からないのは自分の聞き取りミスなのか、相手の説明不足なのかも分からない。どっちつかずのヒューマンエラー。そして自分が何をしたいのかも分からない人による、まったく分からないコンテンツ。

Web には「サイトマップ」という概念があります。
地図というのが距離や位置を示すものであるならば、Web のサイトマップはコンテンツの位置や行き先を示しています。しかし、それが実際の地図とは違って絵に描けないのは、周知の通り。

サイトマップが、本のように「目次(Index)」ではなく、「地図(Map)」と呼ばれるのならば、僕らはサイトという「ひとつの国」を、都市計画によって美しく創りあげていかなくてはいけないってことだろう。

Webデザインとは、サイトマップを作ることだと言えますね。


あぁ、トートロジーを感じる。
トートロジー - Wikipedia


そんなこんなで地図を色々探してたら、一風変わった地図を見つけた。
 ↓


世界の国名を直訳した地図(クリックで拡大)

日本という国名が「太陽が昇る場所」ということは、その字面や伝承によって知らない人はいないと思うけど、改めて、諸外国の国名を見ていると面白い。
位置関係や、その国の文化なんかの知識を総動員しながら、昔の人はなんでこんな名前をつけたんだろう、とか時を超えて想いを馳せるみたいな感じ。ずっと見入ってしまいます。


それぞれの悠久の時の流れを持って、何かしらの意味をもって生まれた「国名」。
そういえば子供の頃、地球儀を回して「世界」を感じながらその場所に住む人々がどんな生活をしているんだろうと想像していた自分を思い出した。

僕らはいつのまにか、なんだか知った風になっていて、
実は何も知らないまま、
そして知ろうともしていない。


(参考)
□いろんな案内図、広告地図
http://matome.naver.jp/odai/2128953165449854501

□資料:情報デザインとしての地図 - 三上のブログ
http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20081027/1225115493

   

ベルンシュタイン問題

2011年09月09日21:53



スポーツ医学? 関連かもしれませんが、ロシアの生理学者ニコライ・ベルンシュタインさんが提起した問題、「ベルンシュタイン問題」。

でも、なんか自分で問題提起して自分の名前で問題にされるって、なんか不満だよね。
まぁイエス・キリストも、まさか自分が十字架に貼り付けられた姿を偶像化されるなんて思ってなかったと思うから、偉大な人にありがちなことなんでしょうか。

例えば、ライフル銃を撃つ人。
熟練者と初心者の違い。的に当たる、当たらない。何故熟練者は的に当たるのか? 熟練者は銃口の先がブレないから。なぜブレない? 自分の身体がブレていることを知覚し、ブレないよう身体の使い方を知っているから。

人間の身体は間接があって、それぞれが自由度をもって動くため、それを固定しようとしてもいいろ難しい。
全身の配置は刻々と変わり、組み合わせを考えると個々の配置を脳が指令しても、制御すべきことが膨大すぎる。

または身体のあらゆる動き、脳からの指令に従うのではなく、感受的に力学的多様性に対応できる力が必要。


科学ではいろんな方法でこの問題に対する克服法が検討されてるみたいですけど、うまくなりたいって気持ちは、結局身体で覚えていくってことなんでしょうか。  

絵に描いた餅の3分間クッキング

2011年08月25日03:30



絵に描いた餅。

食べられません。


頭の中にあっても、何の役にも立たない餅。
その餅が食べられるように現実のものにしていく作業というのは非常に難しく億劫です。

でも、この餅は美味しいから、皆に食べて欲しい。
この餅で皆が笑顔になって、幸せになってくれればいい。

そんな原動力はあるのだけれど、現実には思ってもいなかった実現不可能な要因があることがわかったり、障害がもちあがったり(「餅」だけに。言うと思ったでしょ?)。

頭で考えていた時は何の問題もなかったのに。
実際に形にしてみると、いろいろおかしい。


クリエイティブの世界では、そんな問題を解決するために作成と検証を反復する手法をプロトタイピングといいます。

プロトタイピング - Wikipedia

分類、構造化、そしてフレームワークの検討、インタラクションの検証。
反復と基礎的な単純作業を繰り返し、血の汗を流して、ようやく完成に近づく成果物。


でもどんなに頑張っても。
その餅は自分だけしか美味しいと言っていない自己満足な餅。

だってその餅、誰にも食べられてないし。


友人と、オリジナルの携帯電話作るとすると、どんな本体にする? と盛り上がった。
絵に描いてみると、世界中の誰も持って無くて、一目で普通の携帯電話と違うと分かるデザイン。カッコイイ。ソリッドでインタラクティブでオーバーテクノロジー。そして奇抜で創造的なデザイン。

そんな友人が、遂にスマートフォンを購入。
「オレ、デザインにはこだわるんだよね。シンプルなのが使いやすくて一番じゃん。派手なデザインとか無いよね、目立って恥ずかしいし


さっきお前が「美味しいから食え」といって差し出した餅は何だったんだ。
   

それいけ エスノグラフィー

2011年08月24日01:12



最近、仲間内でよく聞く言葉、「エスノグラフィー」。

■エスノグラフィー とは - 知っておきたいIT経営用語:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Keyword/20100204/344197/

エスノグラフィーとは
文化人類学、社会学におけるフィールドワークから社会や集団を調査する手法、さらにその調査書。近年、消費者を理解するために活用することが増えている。

アップル製品なんかを手掛けて一気に脚光を浴びたデザインコンサルタント会社「IDEO」が考え方を採用しているという点でいろいろ知られてきた言葉な気がしています。IDEO の考え方としては「イノベーション」という言葉の方が圧倒的に有名ですけど。

■ IDEO - Wikipedia(日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/IDEO

そういえば、IDEO ってかなり昔から日本支社もあったそうなんですけど、あっさりと引き払ったらしいですね。10年前の話っぽいですけど。日本人の考え方とは水が合わなかったかもしれないのですが、なんか哀しい。

IDEO の事が書かれた本は過去に何冊か買ったのですが、その社内での自由と人格の幼稚さに驚きました。
勝手に壁に穴を開けたりとか、バカンスに行って帰ってきたら机が改造されてたとか。

僕はあんまり仕事中に馬鹿をやる人とか、単純に自由というか好き勝手を求める人は好きではないのですが、でも IDEO の社員の「怒られるのをおそれずに実行できる」というのは「強さ」を感じます。



エスノグラフィーなんですけど、IT時代の顧客データベースから戦略的・統計的に購買行動の推論を図る、という、ちょっと都会的でカッコイイ考え方ではなくて。
実際に店まで行って、実際に買ってる人を見て「気付く」、というようなアナログで泥臭い人間観察するような考え方ですね。データじゃなく、客先で客にヒアリングしろ、みたいな。書いてて、「一昔前のやり方」と馬鹿にされる感じもしますけど・・・。


足で稼げ、そして力いっぱい考えろ。


栄養ドリンク必須な、
もう本当に疲れちゃう世の中ですね。

   

ルーティンベルが鳴る

2011年08月22日23:19



情報が初めて誕生したのは、ロンドンにあるコーヒーハウスだったとのことです。
店主の名前はエドワード・ロイズ。

普通のコーヒーハウスの店主だったはずの、ロイズのすごいところ。

1. 自分の店には船主が集まっていることを知り、船舶情報を載せる「ロイズ・ニュース」を発行。これにより、最新の情報収集のために客が集まることになった。

2. 船主相手に海上保険をするため保険業者がうろつく。ビジネスマッチングの場所となる。

3. 当時、コーヒーハウスは政治談義や投資情報収集の場として機能しており、そこに目をつけたロイズは客を煽って資金を集め、投資家クラブを設立。現在の「株式会社」のはじまりとなる。

4. 人が集まる場所のため、この場所にチラシを置くことを思いつく。チラシの誕生。

5. ロイズ本人死後、取引場所を失った保険業者が資金を出し合って「ロイズ」という名前のコーヒーハウスを新しく作ってしまった。



なにこの成功者の人生。


コーヒー・ハウス - Wikipedia

ロイズ - Wikipedia  

ナチュラル・リアル

2011年05月18日00:17



自分が実際に見ている景色が、本当に正しいものって、どう証明しますか?

夜空に輝いている星の光が、実は過去のものというのは有名な話。
(星と地球は何光年か離れているので、目に届くまでに数年経ってしまうのです)

デジカメで撮影した写真なども同等です。
補正された色になって保存されているのです。
補正のされ方はカメラの個体によって違うので、機種事に写真に変化が出るわけですね。

これは、人間が記憶する色が実際のものより明度・彩度が高い色として記憶されていることに関係があります。
対象を物理的に測定し数値化することはできても、人間側の目の解析の方は進んでないので、どう見えているかがはっきりせずに曖昧なのです。


よく見る富士山のイラストの色彩なども、大きくデフォルメされていますね。



リアルでは太陽は真っ赤ではないし、富士山も水色じゃないです。

でも、こっちの色に設定してしまったほうが、「富士山と太陽だ」と分かりやすいし、好印象に見えるんですよね。
ほとんどの写真屋さんでも、必ずといっていいほど色の補正や加工が行われます。(だから高名な画像補正ソフトも「photoshop」)

見たままの自然な感じを伝えることも大事ですが、伝わりやすくするために、補正の技術も必要ですね。


最近のプリクラなどは。

かなりの高機能化が進んでいて、肌の質感を調整するのは当然として、目の位置を検出して大きく加工したり、いろんな画像加工が裏で行われたりします。

なにがリアルで何がフェイクなのか。恐ろしい世の中ですね。